Textileテキスタイルについて

一口にテキスタイルと言ってもその形状 / 用途 / 種類は様々です。
このページでは多様な部族が用いてきた代表的なテキスタイルの種類をご紹介します。

トライバルラグ、パイル

主な種類:

ラグ(絨毯)、ギャッベ、プレイヤーラグ

主な用途や使い道:

テントの中での敷物(ラグ)、敷布団(ギャベ)、祈祷用の敷物など

解説と特徴

主にテント内に敷かれるパイル構造(毛足のある)の小さめの敷物のことです。
一般的にはカーペットは2x3メートル程度の大きなサイズを表す場合が多いようです。

キリム

主な種類:

綴れ織り(キリム)、ジジム(縫い取り織り)、スマック織り

主な用途や使い道:

テント内外の敷物(キリム)、ナン包み&食卓布(ソフレ)

解説と特徴

遊牧民の生活に欠かせない綴れ織りの敷物をトルコ語でキリムと呼ばれています。
ペルシア語(イラン)やダリー語(アフガニスタン)ではギリムやゲリムと呼びます。

トライバルグッズ

主な種類:

袋物(サドルバック、塩入れ袋、バーリシト袋、婚礼用袋)、紐類

主な用途や使い道:

移動用荷物入れ(サドルバック)、保管用袋(塩入れ)、
クッション(バーリシト)、テントベルト

解説と特徴

遊牧民の暮らしの中の道具として織られる、袋物、紐、動物飾りなどの総称です。
移動に必要な最低限の道具として多機能な用途を持つモノが多く丈夫な毛織物です。

掛け布/ショール

主な種類:

掛け布、腰巻き布、サリー、肩掛け布、ショール、ブランケット

主な用途や使い道:

テント内外の間仕切り(ジャジム)、その他様々なスタイルで巻く布

解説と特徴

先住民族や少数民族に愛用される布で、巻いたり、被ったり、包んだりして使われます。
ファブリックも様々ですが、編み、織り、染め、刺繍など様々な技法が使われています。

コスチューム

主な種類:

衣服、帽子、靴下、靴等

主な用途や使い道:

民族衣装、子供用魔除けとしての装身具、防寒用道具

解説と特徴

民族衣装や子供用の服、帽子、靴下、靴などの身につける道具などの装身具全般です。
儀礼用、普段着、作業着など民族や地域により差はありますが、どれも美しく飾られます。