新潟柏崎市風の座(くら)にて展示会が始まりました。

Posted by tribe on 2016年10月13日

新潟県柏崎市郊外にあるギャラリー「風の座」にて展示会を行っています。風の座さんでは3回目の展示会となりますが、素晴しい環境のギャラリーです。
まわりは米どころ新潟の美味しいそうな「田んぼ」が広がり、日本らしい里山の風景に、昔は朱鷺が飛びかっていたであろうと想像してしまいます。
飾り付け初日は大型の台風が歴史上初めて日本海の新潟県に上陸するかもしれないという天気予報でヒヤヒヤしましたが、それほど大きな被害はありませんでした。それでもピークだった夜中にはトタン板が飛ばされるなど、まさしく風の通り抜けるギャラリーです。

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東京谷中の東欧の店クリコさんがモデルのDM

<暮らしの中のキリムと布>〜 見る・使う・暮らす〜

会期は10月16日(日)最終日は午後4時までとなっています。
Open a.m.10:00~p.m.17:00
住所:新潟県柏崎市野田178 TEL/FAX 0257-31-4661
HP. www.7.plala.or.jp/kazenokura
*JRの柏崎駅からは10キロ程ありますが、野田行きのバスが出ています。
出川(でこう)バス停からすぐです。詳しい地図

柏崎にくると毎回来てしまう大ケヤキ

新潟に来ると真っ先に自然の豊かさを実感します。柏崎市内から車でギャラリーまで通いますが、途中にあるケヤキの巨木のある神社が好きで、この道を通ると必ず参拝しています。ケヤキのある神社は『鵜川神社』というそうですが、見所は樹齢1000年の根回り14メートルのケヤキで、神社中央に鎮座しています。上の部分は枯れて無くなっていますが幹はしっかり残っていて巨木特有のオーラを醸し出しています。
<国指定文化財:記念物・天然記念物「鵜川神社の大ケヤキ」(昭和5年2月28日指定)>
この日は台風の通り過ぎた直後だったので、心配で朝一で見に行ったのですが、周りには小枝だたくさん散ってた程度でした。偶然にも神社を管理している方が、お掃除に来ていて神社の由来や天皇陛下が巡幸された話などをしてくださいました。1000歳の大樹に大きな被害がなくて良かったです。

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樹齢1000年の大ケヤキの立ち姿

和風にも似合うキリムと布

風の座さんは日本庭園もある大きな作りの和風建築のお屋敷ですが、今回は布とキリムを部屋を分けて展示しています。

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広々とした玄関はタブリーズのマヒデザインの絨毯が。

玄関に6平米の絨毯が敷ける家はめったにありません。

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今回はラオスのテキスタイルを中心に
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インドネシアスンバ島にイカットも

近くの長岡は日本で有数の布の街、着物の屋さんや布好きの方も多いです。

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和室にはラグやキリムを展示しています。

向かって右手には大きな和室が二部屋ありますが、奥座敷にキリム&トライバルラグ、ギャッベなどを目一杯敷き詰めて展示しています。

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奥の床の間にはアンティーク絨毯を掛けました。

床の間の抹茶色の渋い砂壁に何を展示しようと迷いましたが、トルコの18世紀?のミフラーブ文様の絨毯を掛けてみました。中央の同系色と周りのピンクのカーネーションモチーフが以外な感じになりました。

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トルコ東部バンドルマ地方?のミフラーブ絨毯

和室の展示は壁面が少ないのですが、ふすまや障子の部分を生かして展示しました。

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細めのダイニングソフレやダスタルハンを掛けました。
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クルド族のラクダ毛のソフレと塩袋などを掛けました。

「風の座」さんではお茶、コーヒー、手づくりケーキも愉めますが、毎回入れて下さるコーヒーはとても美味しいです。聞いてみたらコクテール堂のコーヒーらしいです。知る人ぞ知るコクテール堂さんは、世界各地から厳選されたコーヒー豆を数十ヶ月の時間をかけて、山梨県韮崎市で熟成・乾燥させるそうです。このエイジングコーヒーと呼ばれるのは世界でただ一社、コクテール堂だけだそうです。

今回はアフリカ〜中東〜西アジア〜南アジア〜東南アジアなど世界各地のテキスタイルを展示しています。
美味しいコーヒーを飲みながら、里山の風に吹かれて世界各地の丁寧な手仕事をご覧いただけたらと思います。
こちらも14〜16日までは滞在しますのでそれぞれの布の由来や特徴などを一緒にお話で来たらと思っております。
皆様のお越しをお待ちしています。