2016’「部族の用と美」南部町Galleyたなか1890

Posted by tribe on 2016年10月21日

この季節は地方での展示会が続きます。先週の新潟から秋深まる青森へ移動します。
10年以上にわたり、毎年続いているのが青森県南部町のGalleryたなかさんでの「部族の用と美」の展示会です。
このブログでも何度か紹介してきましたが、今年も行うことになりました。

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築130年のお屋敷の和室にトライバルラグとキリムを敷き詰めます

会期:2016.10.22(sat)〜10.30(sun) 11:00~17:00 最終日16:00 です。
会場:三戸郡南部町福田間の原5-1 0178-84-2520

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チャイやお菓子も用意しています
今回も例年同様トライバルラグ、キリム、サドルバック、塩袋、クッション、アジア・アフリカの布、オリジナルバックなど世界各地の部族が生み出した伝統的な手仕事の数々を紹介いたします。

20世紀初めに撮影されたバフティヤリーの移動風景のドキュメンタリー映画「GRASS」とその続編「Peoples of the Wind」を上映いたします。

第1部「GRASS」1924年撮影
●10月23日(日)午後2:00〜 (映像約1時間)トーク30分程度

第2部「Peoples of the Wind」1980年代撮影
●10月30日(日)午後2:00〜 (映像約1時間30分)

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オリジナルとリニューアルされたグラスのDVDカバー

これ迄に何度か紹介してきた過酷な遊牧生活をとらえた名作ドキュメンタリー映画「GRASS」と続編「Peoples of the Wind」を続けて紹介することになりました。実際に使われたサドルバックやラグなどもと合わせて遊牧生活とはどんなものなのか?
何故にこれほど過酷な移動を続けてきたのか?実際に使用されきた道具としての毛織物の実物と照らし合わせて紹介できたらと考えています。

伝統ある南部地方の奥座敷「Galleyたなか」さんという願ってもない会場です。
このところ興味を持ち続けている「トライバルラグは「民藝=Mingei」といえるのか?」そんなことを思いながらの展示会となりそうです。

◆今年は期間中チャイとイラン産デイツ(ナツメヤシ)をセット(500円)も御用意して、皆様のお越しをお待ちしております。