記事一覧 Articles

カテゴリ>> Goods(モノ)

民芸とトライバルラグ1. (トライバルラグとは何か?-2) 

日本では唯一とも言える絨毯研究者である鎌田由美子さんの論文が掲載されている『自然を前にした人間の哲学』の中の「柳宗悦の自然感と絨毯」を参考に、
民藝運動の中心的な存在であった柳宗悦氏が絨毯をどのように見ていたのか?
 ま […]


熊の毛皮という名のプリミティブな絨毯

アフガニスタンの山岳地帯にはジュルヒュールもしくはジョルホルスと呼ばれるプリミティブな魅力に溢れる絨毯があります。 ジュル=毛皮、ヒュール=熊で、直訳すれば熊の毛皮を意味します。 この野性味に溢れる絨毯を最初に見たのは1 […]


トライバルラグって何? その1.

『トライバルラグってなに?!』 本格的に手織り絨毯が日本に輸入されてからかれこれ半世紀ほど経ちますが、世界の手織り絨毯の広がりと比べると、日本ではかなり偏った絨毯しか紹介されてこなかったように思います。 最初に本格的に輸 […]


民族を彩る赤色の手仕事展 「Folklore in Red vol.2」

かなり昔、新宿のクリスタルスポットという西口高層ビル群のど真ん中にあったギャラリーで「部族の赤い世界」という展示を企画しました。 今ではもう慣れてしまった風景ですが、そこには無機質で巨大なコンクリート塊が怖いような、近未 […]


さすらう遊牧民バローチ Vol2. 〜The Wandering Baluch〜

前回の「さすらう遊牧民バローチvol.1」に続いてバローチ族の毛織物についてです。 一見でわかるバローチラグの特徴とは? 【高度な織りの技術】 綴織、紋織り、縫い取り織り、絨毯(結び)など様々な技法を駆使し、幾何学文様の […]


メソポタミアとも関係のあるクルド族!独立の気運が高まってる!?

さいたま県の蕨市には多くのトルコ系クルド人の住む地域があり、クルド料理の店やクルド人向けの食材店などがあり、「ワラビスタン」と呼ばれるているようです。 トルコ、イラクそしてイランでは先住民として政治や経済にも大きな影響力 […]


センス抜群!目の覚める色彩感覚!「シャーセバン族とスマック織り」

もう25年も前になるでしょうか…。初めての買い付けの旅はイランVSイラク戦争末期で店が閉じていて仕入れがもままならず、ほとんど観光旅行のようになってしまったので、今回こそはと意気込んで出かけた時のことです。 […]


「楽園の絨毯」世界のラグマニアに大人気のハムセ連合とは?

日本ではほとんど知られていないかもしれませんが、「ハムセ」と呼ばれる部族の絨毯は世界で高い評価をえています。人口も少なく、織物自体あまり多くないのですが、絨毯コレクターや研究家に絶大なる人気です。いったいハムセとは、どん […]


「ギャベ」だけではない、カシュガイ族の毛織物

前回のアフシャール族に引き続き、カシュガイ族を紹介したいと思います。 日本では一番良く知られるイランの遊牧民はカシュガイ族ではないでしょうか?これには日本で大人気の「ギャベ」 گبه という絨毯が関係していると思われます […]


色とデザインの宝庫アフシャール族の毛織物

しばらく、ブログの更新が滞っていましたが、ここは原点戻ってトライバルラグを織る部族の紹介を続けたいと思います。 絨毯を織る遊牧民達がどうして部族にこだわり続けてきたのか? なぜ海外では遊牧民の絨毯「ノマディック・ラグ」で […]